壊れている楽器は買取してもらえる?
楽器を買取してもらおうと思っても、知らないうちに壊れていた場合、「壊れていたら値段がつかないだろうな」とか「壊れているけどまだ買い取ってくれるかな」などといろいろ思いが浮かんできて、査定依頼を迷うことがあります。
ここでは、壊れていたら値段がつかないのか、壊れていても買い取ってくれるのか等を詳しく見ていきたいと思います。
壊れていても買い取ってもらえる?
壊れていたり、難あり楽器でも捨てるのはまだ早いです。
そんな状態でも買い取ってくれる業者は全国にあり、その中には、例え壊れていても良い値段をつけてくれる会社もあります。
買取業者には実店舗を持っている業者、ネットなどを通じて買い取り業務を行っている業者、実店舗とネットの両方で買取を行っている業者など形態はいろいろあります。
ネットだけだと怪しそうですがそんなことはなく、きちんとした買い取り業者なので安心してください。
難ありだったり、壊れていても値段をつけてもらえる理由は、壊れていても需要があるからです。
業者は壊れていても買い取ってきちんと修理して、手ごろな値段の楽器が欲しい人向けに販売しているのです。
その他にも、部品取り目的で壊れている物を買取することもあります。
その後業者は、修理しないでパーツに分解し、そのパーツを、他の楽器の修理用に販売するのです。
このように、難ありだったり、壊れていてもまだまだ利用方法があるので値段をつけてもらえます。
捨てたりしないで、値段をつけてもらえるかどうか業者に査定依頼をだしてみるのがいいです。
高く買い取ってもらうには
壊れている楽器であっても高く買い取ってもらう方法がないわけではありません。
細かなことですが次のようなことをしてから買取査定を依頼することで、少しでも査定額が上がりやすくなります。
壊れていても、高く買い取ってもらうには査定前にきれいに磨いておき、出来る限り汚れやくもりを綺麗にしておいてください。
ただし綺麗にするときは使用する薬品に注意してください。
使用する薬品によってはダメージを与えることがあります。
ダメージがあると価格が下がることがあります。
買取価格を上げようと綺麗に磨いているのに、買取価格が下がってしまっては本末転倒です。
もともと揃っている物は一緒に査定に出します。
付属品の中には入手困難な付属品が含まれていることもあり、ある場合とない場合では査定価格が違うこともあります。
もしケースがあるのであれば必ず一緒に査定してもらいます。
保証期間が過ぎている保証書や説明書も一緒に査定してもらいます。
こうすることで正確な査定を受けやすくなります。
購入した当時についていたものやセットでもらったものは出来る限り一緒に査定してもらった方が良いです。
買取相場は業者によりかなり違う
実際の壊れた楽器の買取相場は、業者により様々です。
壊れている程度で買取価格に差が出てきます。
一律に同じような価格をつけるわけではありません。
修理して販売することを目的に買い取るのか、パーツ取りとして買い取るのかによっても買取相場は違います。
そのほかにも、販売ルートを独自に持っているのかにもよって買取価格がちがってきます。
これら価格の違いは業者や担当者によりちがってくるので、一社にだけに査定を頼むのではなく何社かに査定を依頼した方が良いです。
相手がきちんとしている会社であれば、嫌がることなく対応してもらえます。
買取価格は楽器自体の価値にもよります。
たとえば貴重な物であれば、その価値がわかる業者に査定依頼をした方が買取価格が高くなる可能性が上がります。
珍しい物やヴィンテージの査定を頼むなら、そういった物を専門に査定している買取例が豊富な業者や、取り扱いが多い業者の方が高い価格で買い取ってくれます。
高く買い取ってもらえる可能性を上げるには、何社かに査定をしてもらう方が良いです。
ヴィンテージ物の査定はプロでも厄介
ヴィンテージ物の中には、今では使うことが難しい素材を使っている物があります。
例えば、今では貴重な材料をつかっている物や、すでに輸入制限されてしまって手に入れることが難しくなった材料を使っている物などです。
こういった貴重な素材を使用したパーツ自体がもう手に入りにくいです。
貴重な材料をふんだんに使用した楽器は製品化されにくいため、査定価格があがる可能性があります。
しかも例え壊れていても査定価格が上がる可能性があります。
どの製品にどういった材料が使われているのかは素人で調べることは難しく、プロであってもヴィンテージ物を多く扱っている経験豊かな業者でないとわからないことが多いので、査定を依頼するときは、ヴィンテージ物の取り扱いが豊富な査定業者に査定を頼んだ方がいいです。
ヴィンテージ物を扱った経験が豊富な業者なら高い価格をつけてくれるのに、経験がない業者だと使用されている材料の価値がわからないまま、二束三文の安い査定額を提示される可能性もあります。
ヴィンテージ物はぜひ複数社の査定を受けてください。
安ければ修理品であっても需要がある
壊れている楽器でも買い取ってもらえるには理由があります。
壊れた楽器を元通り演奏できる状態に修理して、安価な物が欲しい方に販売しているのです。
修理した物でも必要な人がいるのだろうかと疑問に思いますが、結構います。
質の良い物は非常に高額になりがちで、簡単には手に入れることのできない値段で販売されている事があります。
質が良のであれば、値段はいくらかかっても良いのなら購入することができますが、多くの場合は高すぎると手が出ません。
安い物が欲しい人は結構います。
例えば学生や新入社員などで趣味にお金をあまりかけることができない人や、音楽を専門的に学んでいる学生で楽器にあまりお金をかけることができない人たちです。
バンドマンで練習用にガンガン演奏できる楽器が必要と思っている人などもたくさんいます。
質の良い物は高くて買えないけれど、きちんと音が出るのであれば修理した物でも使いたいと思う人がたくさんいます。
そういう人たち向けに壊れている物を買い取って元通りに修理し、きちんと音の出る状態にして安く販売するのです。
値段はパーツの需要で決まることも
壊れていても値段をつけてくれる業者がある理由は、パーツの需要は意外と多いのでパーツが欲しいからです。
破損状態がひどい物であっても部品を取り出すことができる場合があるので、例え壊れていても部品取り目的として問題ない状態であれば積極的に値段をつけてくれます。
もちろん部品単体を手に入れることはできるのですが、流通量の少ない部品や古い部品を入手すると、かなりのお金がかかってしまいます。
それよりも、壊れた物からパーツを取り出した方が、取り寄せたパーツの代金よりも安くつくケースがあるのです。
このように、実際に取り寄せた代金よりも壊れた楽器の買取価格のほうが安いケースがあるので、例え壊れていても値段をつけてくれる業者があるのです。
どういった物が人気で需要が高いのかは素人では全くわからないので、買い取り業者にきちんと査定してもらいましょう。
壊れている楽器に人気のパーツがあるかもしれません。
素人判断で壊れた楽器の価値を決めるのは危険です。
捨てるよりも複数の買い取り業者に査定を頼んだほうが良いです。
実際には上記で書いたように、壊れている物でも買い取ってもらえます。
高値で買い取ってもらえる買取例もあります。
しかし業者によって査定額に違いがあるので、一社だけに査定を依頼するのではなく、複数の業者に依頼して査定してもらう方が良いです。