クラリネットの買取査定ポイントや高く売るコツを紹介します
趣味のクラリネットを拭く機会が減った、引っ越しのために大きなものは売りたいなど。今使っていないクラリネットを保管している方もいます。使う機会の少なくなったものは「売ったらいくらになる?」気になる方も多いです。クラリネットの買取の相場や査定ポイント、高く売るコツを紹介します。
クラリネットの買取について
クラリネットは木管楽器の花形的存在でオーケストラや吹奏楽部でも人気がある楽器です。ソロのパートを担うこともある楽器ですね。練習用に中古を探し購入する学生も多いので需要は高いです。
■クラリネットのメーカーや品番の違いで相場が違う
安いものも増えてきましたが、安価なものは買取も安いです。安心できるメーカーや現行品番のクラリネットは価格も高くなる可能性が高いです。
・ヤマハ(650以上のカスタムシリーズ)
・ビュッフェ・クランポン(R13/RC)
・セルマ(プリヴィレッジ)
その中でも値崩れしにくいメーカーや品番があります。自分の持っているクラリネットのメーカーや品番を知っておくことも相場を知る目安になりますね。
■よほど古くなければ相場が安定している
クラリネットは、よほど古いものでなければ価格は安定しています。とくに人気のメーカーやモデルなら高価買取が期待できます。中古の需要が高いため、相場が安定しています。
クラリネットの査定ポイント
買取をお願いする時に業者は見るポイントがあります。査定ポイントがわかっていれば売る前に対策ができます。クラリネットの査定ポイントをご紹介します。
■クラリネットの素材
査定ではクラリネットの管体の素材を見ます。査定のポイントとして大切です。高価なクラリネットは木製です。ABS樹脂の物は定価が高いものではなく、買取価格も低いです。査定では素材からチェックします。
■メーカーや品番
安いクラリネットも市場に増え始めています。安価なクラリネットは買取もそこまで高くありません。査定ではメーカーや品番から安心できるメーカーか、現行品番化かを調べます。そこまで高くないメーカーの商品は買取価格も低くなります。
■割れなどがないか
クラリネットは割れが起きると楽器として不完全な状態になります。直ぐに楽器として使用できる状態のものは買取も高くなります。割れは音孔まで広がり穴を抑えられなくなるのでピッチが不安定になります。空気音が出てしまい音色もよくありません。査定では割れがあるか、ないかをきちんとチェックします。あった場合には高く売れることはありません。
■修理の痕があるか
また、割れてしまったクラリネットを修理に出しても修理痕が残ります。割れをなかったことにはできません。査定では割れの修理痕もチェックします。修理痕がある場合にも高くは売れません。
■タンポや消耗パーツの不良
クラリネットの管体には音孔と呼ばれる穴があり、それを指やタンポと呼ばれるもので抑えて音を変化させます。
・タンポ
・コルク
・フェルト
タンポの他にも細かなパーツが存在します。コルクやフェルトは各キィの高さを決める重要なパーツです。パーツが欠けると音孔を抑えられなくなりガタつきができます。査定では消耗パーツに不良がないかもチェックします。もしも不良個所があれば査定も下がってしまいます。
■キィは腐食していないか、動くか
クラリネットのキィは金属でできているので水分があるとサビが発生します。査定ではサビがあるか、腐食していないかを見ます。キィにサビや腐食があれば動かない、などの不具合が出るのでサビや腐食が起きないようにメンテナンスしましょう。
■ケースの状態、付属品の有無
クラリネットを購入する時にはハードケースやケースバッグなどに収納されています。売却する時にはケースがキレイな状態の方が高く買取してもらえます。査定ではケースがキレイな状態か、購入時に付属されていたケースかをチェックします。純正のバッグは大切に保管しましょう。
クラリネットを高く買い取ってもらうためのポイント
クラリネットをできるだけ高く売りたい!高く買い取ってもらうためのポイントがあります。
■キレイな状態にする
高く買い取ってもらうにはキレイな状態で持っていくことが重要です。業者によっては、多少の汚れでも清掃料などの名目で差し引かれてしまうこともあります。ホコリや少しの汚れでもキレイに拭いてから持ち込むと価格も上がります。
■ケースなどの付属品も一緒に持っていく
クラリネットにはケースなどの付属品がついています。高く売るためには付属品を揃えて持っていくと価格が上がります。クラリネットを演奏していた時に使っていたチューナーや教本なども、まとめて買い取ってもらえることもあります。単体では買い取ってもらえなくても、一緒ならOKという場合もあるので関連しているものも一緒に持ち込んでみましょう。
■使用状態
キレイにメンテナンスされているクラリネットは買取額も高くなる傾向があります。とくにクラリネットはキレイな状態での保管が難しい楽器です。パーツもたくさんあり素人が完璧にメンテナンスして保管は難しいです。大事なクラリネットを買取に出す前に楽器店に点検を願いするとクリーニングや修理があれば修理もしてもらえます。修理が必要な場合には金額によって考えましょう。買取価格よりも修理の方が高くては損をしてしまいます。
■見積もりは複数の業者でもらう
買取をしている業者は得意分野、不得意分野があります。楽器買取に強い業者を選ぶと高く買い取ってもらうことができます。また、見積もりは1社だけじゃなく、複数取ることでクラリネットの適性買取価格がわかります。数社の見積もりを比べてサービスがよい、価格が高い所に買い取ってもらった方がお得です。
クラリネットを高く見せるためのお手入れ方法
クラリネットをより高く買い取ってもらえるようによく見せたいです。お手入れをきちんとするとキレイに見えるので高く買い取ってもらえます。クラリネットを高く見せるためのお手入れ方法をご紹介します。
■管体内部に水分を残さない
クラリネットのお手入れで一番大事なことは内部に水分を残さないことです。
・管体内部
・管体ジョイント
・バレル、ベルのジョイント
この部分の水分はしっかりと取り除きます。水分によりタンポが破れてしまうこともあります。練習後はすべてのタンポをクリーニングペーパーで水分を取り除きます。タンポと管体の間にクリーニングペーパーを挟みポンポンと数回当てるだけで大丈夫です。
■キィのお手入れ方法
買取ではキィの状態も大事です。キィは指紋や手汗がつくので専用のクロスで拭き上げます。定期的にキィポストにキィオイルを注すことでサビが起こらないようにできます。
■割れを防ぐため、温度変化に気を付ける
温度変化が大きいと割れを起こすことがあります。急な割れを防ぐには温度変化の大きい場所での保管は避けましょう。温度調節剤などをケースの中に入れて保管するとリスクを避けることができます。
クラリネットの買取の相場や査定ポイント、高く売るコツを紹介しました。クラリネットは中古販売の需要が高いので価格は安定しています。しかし、そこまで価格の高くないクラリネットは状態がよくても買取価格は低いです。大事なクラリネットは割れや腐食、サビなどに気を付けながら日々のメンテナンスをきちんとしていれば査定も高くなりやすいでしょう。