使ってないトロンボーンは捨てずに売りに出そう!買取相場をご紹介!
ご自身やお子さんが使っていたとか、買い替えで古いのがいらなくなったとか。使っていないトロンボーンは売りに出しましょう。状態が悪くても大丈夫、売り先さえ間違えなければ、結構な臨時収入になるかもしれません。ここではトロンボーンの買取相場や、買取に出す場合の注意点についてお話ししています。
トロンボーンの買取相場
新品価格の2~4割がトロンボーンの買取相場の目安です。価格帯に大きく幅がある理由は、状態によって大きく買取価格が変わるからです。当然ながら、新品に近いものほど高い買取価格となるのですが、日ごろの扱い方一つで、状態の良し悪しが決まるということに注意しましょう。査定価格は使っているときから決まっていくのです。
ヤマハ(YAMAHA)
言わずと知れた世界唯一の総合楽器メーカーです。初心者向けからプロ仕様まで幅広くラインナップしており、安心感が大きいことから高価買取が期待できます。買取価格は4~25万円ぐらいになります。
バック(Bach)
吹奏楽部ではヤマハと並んで愛用者が多いメーカーです。メーカー名の由来は創業者のヴィンセント・バック氏の名前からきています。最新のテクノロジーを取り入れるのに積極的なことで知られています。買取価格は4~25万円程度になります。
ゲッツェン(GETZEN)
吹奏楽部といえば「ゲッツェン」も忘れてはいけないメーカーです。アメリカで金管楽器を幅広く手掛けており、ジャズプレイヤーにも愛用者が多いことで知られています。買取価格は3~20万円くらいが想定されます。
エックス・オー(XO)
日本の管楽器メーカー「グローバル」がプロデュースしているブランドで、台湾のメーカーが製造をおこなっています。買取価格は4~18万円、ブランド名はブランデーの最上級グレードの呼称からきています。
コーン(C.G.CONN)
世界的に有名なアメリカのメーカーです。初心者向けのラインナップが充実していますから、最初のトロンボーンとして手にした方も多いことでしょう。需要が高いことから買取価格も期待できますが、相場は4~28万円といったところです。
クルトワ(Courtois)
ヨーロッパでは非常にメジャーな存在のフランスの管楽器メーカーです。買取価格は3~20万円くらい、体力が弱めの方でも演奏しやすいつくりになっています。日本でも高い評価を受けています。
ヴィンテージ価格がつくかもしれないトロンボーン
ここからご紹介するのは買取相場が出せるほど市場に出回っておらず、ヴィンテージ価格が付くかもしれないトロンボーンです。共通するのは管楽器の本場、ドイツのメーカーが多いことです。古いトロンボーンに「made in W. Germany」の刻印を見つけたら、高価買取のチャンスかもしれません。
ドイツ3大マイスター
H.レッチェ(H.Lätzsch)、タイン(Thein)、H.クロマト(Kromat)がトロンボーンの3大マイスターと呼ばれています。いずれもメーカーというより工房と呼ぶのがふさわしいところばかりとなっており、1本ずつハンドメイドで作られています。販売価格は最も安いモデルでも100万円~といったところで、著名オーケストラ奏者らが愛用しています。
見逃せない他の名門たち
ドイツ3大マイスターに続くのは、キューンル&ホイヤー(K&H)、ユルゲン・フォークト(Jürgen Voigt)、アムライン(AMREIN)といった工房です。いずれも小規模で、ハンドメイドにこだわった逸品を世に送り出しています。
トロンボーンを高く売るポイント
新品価格が高いトロンボーンほど買取価格が高くなりますが、ポイントはそれだけではありません。大切になるのが日ごろの扱い、いかにメンテナンスや保管に気をつかっていたかが、高価買取のポイントになります。
演奏前・演奏後のメンテは忘れずに
専用クロスで全体を拭いたり、スワプを用いて内部の水分をふき取ったり、スライド管を外して注油をしたりという演奏前・演奏後のメンテナンスは、必ず行うようにしましょう。大切にあつかったトロンボーンは、ステージで良い音を鳴らしてくれるだけでなく、買い取りでも良い結果をもたらしてくれるでしょう。
定期メンテや保管にも気をつかいましょう
ローター軸や軸受けの注油やスライド管のグリスアップなど、定期的なメンテナンスは怠らないようにしましょう。長期間使わないときには、ヤマハなどが販売する専用洗剤で汚れを落とし、完全に乾燥させた後に寝かした状態で保管しておきましょう。これらのメンテ・保管法で経年による劣化を抑えることができ、期待できる買取価格となります。
トロンボーンを買い取ってもらうときの注意点
ここまでは、日ごろのトロンボーンの扱い方などについてお話ししましたが、ここからは買い取ってもらう直前に行うべきことを説明します。大きく分けると、ショップ選びと直前のメンテナンスの2つになります。
楽器買取が得意なショップで
買取ショップならどこでも同じと思うのは間違いです。楽器店が経営している買取ショップや楽器専門のショップなど、中古楽器に通じているところに買取を依頼しないと損をします。理由は中古楽器が得意な買取ショップは、店売りやオークションなど販売ルートを豊富に持っているからです。
ブランド品や貴金属を主に買取っているショップとは、販売力が違うのです。販売も得意だから高く買取できるのが、楽器買取が得意なショップなのです。ご近所にそのようなショップがないのであれば、このHPに掲載されているショップを頼ってみてください。
複数のショップで査定を依頼
楽器買取が得意なショップで査定してもらったからといって、それだけで安心してはいけません。高く買取ってもらいたいなら、複数のショップで査定を依頼して、最も高かったところで手放しましょう。あるショップではトロンボーンが在庫過多、別のショップでは在庫過少だったとすると、どちらのショップが高い値段を付けてくれるかは明らかです。複数の査定結果を比較することはトロンボーンに限らず、買取で成功するためのコツといえます。
状態が悪くてもあきらめない
状態が悪いトロンボーン=ガラクタと勝手に判断するのはよくありません。「買取ってくれるだけでもありがたい」という考えは捨てましょう。スライド間の動きが悪かったり、へこみがあったりしても、大歓迎というショップはあるものです。この点でも複数の買取ショップで査定してもらうことは大切になります。
査定前には再メンテ
査定に出す前には全体を専用クロスで磨き、注油やグリスアップをおこないましょう。ただし避けたいのは、金属磨きを用いるなどの過剰なメンテナンスです。買取ショップはサビが浮いてしまっているトロンボーンより、自己流のメンテナンスで音が狂ってしまったものを嫌います。査定前の再メンテといっても、日ごろにおこなっていることの延長にとどめておきましょう。
付属品はそろえましょう
別売のマウスピースや純正ケース、保証書などトロンボーンに付属するものはすべてそろえて査定に出しましょう。マウスピース単品で査定に出すより本体とセットの方が、買取価格は高くなるものです。
まとめ
もともと高価なものだけに、高い買取価格が期待できるのがトロンボーン。たとえ状態が悪くても、ある程度の値段は期待できるため、捨てるという選択肢はもったいありません。買取に出すなら持ち込むショップ選びと査定前の手入れは、買取価格に大きな差が出ますから、十分に注意したいところです。もし適当なショップがないなら、このHPに掲載されているところに宅配買取を依頼してみてください。