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三味線の買取相場や高値で売却するコツについて解説!

公開日:2023/02/15  


日本の伝統工芸品として希少価値が高まっている三味線を売却する方法を紹介します。新たに習い事として演奏を始める人もいる三味線は、習い事用と演奏用に分かれていて高額買取の対象は演奏用になります。高く売れやすい三味線の特徴と、高値で三味線を売却するコツについて見ていきましょう。

そもそも「三味線」とは

楽器にあまり詳しくない人でも三味線は見たことがあるかもしれません。身近に感じる三味線の歴史、種類、用途を紹介します。

三味線の歴史

中国に由来します。その後、琉球に伝来し、16世紀ごろに大阪に伝来しました。主に庶民の間で普及したといわれています。三味線を背中に担いで旅に出る庶民もいました。

三味線の種類と用途

日本で普及と発展を繰り返した三味線は、棹と胴の3本の弦で構成されています。棹は太さによって3種類あります。

太棹

一番大ぶりで低音域の演奏に適しています。三味線に詳しくない人でも一度は見たことがあるでしょう。津軽三味線や人形浄瑠璃などの伴奏に使用されています。

中棹

高音域も奏でられる中棹は人気です。民謡や浄瑠璃などの場面で使用されています。哀愁漂う音色が中棹の魅力で、ジャンルは幅広いです。

細棹

京都や江戸のお座敷で演奏されてきました。甲高い音が出る細棹は、劇場や舞台などでも使用されています。一番小ぶりですが迫力も備えているので、二面性がある三味線です。

三味線の買取相場

津軽三味線の場合は、高額買取の可能性が高くなっています。相場は、習い事用の三味線は数千円にも満たないといわれています。演奏用の三味線は数万円程度となっています。

伝統工芸品なので高く売れる

現代は三味線を制作できる人が減少しているので、貴重な伝統工芸品となっています。また、三味線の材料として使用されている木材は、樹齢200年を超える貴重なものを使用しているので、大量生産が難しいとされています。そのため、希少価値が高くなっているのが特徴です。

需要が増加したので供給量を増加させたい

音楽業界の変化が三味線の需要の増加につながっています。最近は新しい音楽のかたちとして、和ロックに三味線を使用しています。また演歌で奏でられている三味線の音色に魅力を感じる人が増加しました。このような背景から、三味線を習い事として始める人が多く、価値がさらに高まっています。しかし、三味線を大量に制作するのは難しいため、三味線を入手したいけど供給量が足りていないという状況になっています。

現実はピンからキリまで

三味線であればどのようなものでも高く売れるわけではありません。現実はピンからキリまであります。習い事で演奏している三味線は、安い素材を使用しているため数千円にも満たないといわれています。しかし、演奏用の三味線は上質な素材を使用しているため、数万円で売れる可能性があります。

あくまで状態次第ですが、数千円から数万円が相場になります。この際、買取査定の条件をたくさん満たしていることが高額買取には必須なので、三味線の制作に使用されている素材、付属品が付いているかどうか、ケースが有るかどうかによって、値段が大きく変わります。

津軽三味線は高く売れる可能性が高い

価格はピンからキリまでありますが、三味線のなかでも津軽三味線は高額買取の可能性が高いです。経年劣化の有無にもよりますが、状態がよいと数万円の価値があります。三味線に傷が付いていたり習い事用であったりしても、値段が高くつくでしょう。あくまで相場なので状態によりますが、津軽三味線を所有していて処分を希望している人は、不用品を処分できて現金化もできる買取を検討してみてください。

高く売れやすい三味線の特徴

加工、付属品や部品、金細などの条件を満たしていると高く売れやすくなります。

棹や胴などの木材の種類

安い素材を使用している三味線は、数千円にも満たない価格で買取されるでしょう。また、価格を決定するときは、木材の種類だけではなく職人の技術力もポイントです。技術力が高いと付加価値として価格が上乗せされます。

胴の彫刻の加工

練習用の胴と演奏用の胴では、形状が異なります。丸打胴とよばれる練習用のものは価格が安く、綾杉胴とよばれる演奏用のものは高値が期待できます。

撥、駒、糸巻

三味線の演奏に必要な道具の材料の質も価格に大きく影響します。象牙などを使用したものは現在では珍しいため高額買取の対象です。また、このような部品や付属品もあわせて業者に買取を依頼すると高値となります。

金細

三味線の接続部に金細があると高い値段がつきます。接続部に金が細工されているものは価格がアップする可能性が高いです。希少価値が高いといわれています。

三味線を高値で売却するコツ

色々なコツがあります。そのなかでも実践しやすいものを紹介します。査定前に準備しておきましょう。

保存状態を良好に保つ

傷を修復したり三味線に艶を出したりするのは自分では難しいですが、外見を綺麗に保つことはしておきましょう。買取を依頼した後に外見を布なので拭いておくだけでも価格がアップする可能性があります。その理由は、楽器を大切に扱ってきた人だと業者が判断するかもしれないからです。そのような場合、業者はあまりにも安い価格を提案しません。

また、外見が綺麗な三味線は、業者もメンテナンスする手間が省けるので、その分価格が上乗せされやすくなります。この際、手入れ方法を間違わないようにしましょう。手入れするときは乾いた布で軽く三味線を拭きましょう。水拭きは三味線が劣化する原因となるので禁止行為です。

売るタイミングを逃さない

三味線を処分したいと思ったタイミングで買取を依頼しましょう。ポイントはできるだけ早く手放すことです。三味線の制作で使用されている材料はデリケートなので、保存期間が長いほど傷んでしまう可能性が高くなります。

三味線はカビが生えやすい楽器なので、もしカビが生えてしまうと買取価格が低下してしまいます。また、中古の三味線を購入したいと考えている人に、カビが生えた三味線は販売できないかもしれません。そのようになってしまうと、依頼者も業者にもメリットがないので、三味線が傷んでしまう前に保管ではなく買取を依頼しましょう。

部品や付属品も買い取ってもらう

三味線の本体だけではなく、部品や付属品もあわせて査定を依頼しましょう。業者も三味線一式を購入希望者に販売したいと思っています。また、一回の取引で複数の商品を買取したいと業者は考えているので、部品や付属品は買取対象ではないのではないかと自己判断せずに、買取を依頼する前に業者に確認してみましょう。

楽譜や教本も査定対象なので買い取ってもらう

相場は不明ですが、楽譜や教本も査定対象です。市場で流通していない楽譜や教本の場合は高額買取の可能性があります。

複数の業者に査定を依頼する

高値で買取を希望していて、今すぐ現金化を望んでいない人は、複数の業者に見積もってもらいましょう。実際のところ、買取価格は業者により異なります。店舗の在庫や購入客の好みの傾向などに影響を受けているからです。また、複数の業者に査定を依頼していると交渉の現場で役に立ちます。ほかの業者の査定額を伝えることで買取価格がアップすることが珍しくありません。

まとめ

三味線に使用されている木材の種類、加工、付属品や部品、金細の条件が揃っていると高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。しかし、三味線の保存状態が良好で付属品や部品が揃っていれば買取価格がアップする可能性があります。少しでも高値で買取を希望している人は、三味線が傷まないうちに査定を依頼しましょう。カビが生えてしまうと価値が低下してしまいます。この際、複数の業者に査定を依頼して、一番価格が高い業者に買取を依頼しましょう。詳細はインターネットで調べてみてください。

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