楽器買取業者選びのポイントとは?
自宅に眠っている楽器を買い取ってもらいたいと考えている人は、業者選びを間違えないようにしましょう。なかには悪質な業者が混じっているからです。後からトラブルに巻き込まれてしまうと、心身ともに疲れてしまうので、未然にトラブルを防止することが大切です。今回の記事を参考にして、スムーズに売却できるようにしましょう。
楽器の査定を依頼する業者の選び方
少しでも怪しいと感じた業者とは取引しないことをおすすめします。
トラブルに巻き込まれないようにしましょう。事前にサイトで確認しておくと良いでしょう。
実績が豊富な業者を選ぶ
サイトなどで、これまでの実績を公開している業者のサービスを利用しましょう。
過去の取引実績が豊富であれば、丁寧に査定してもらえる可能性があります。そして、自分が売却したいと考えている楽器の相場が分かるので参考になります。
余分な手数料が発生しない業者を選ぶ
出張買取のサービスを利用するときは、余分な手数料が発生しないかどうか確認しましょう。
業者にもよりますが、ガソリン代や人件費などを顧客が負担しなければいけないケースがあります。数千円が手数料として手元から消えてしまうことも珍しくありません。できる限り無料でサービスを利用できる業者を選びましょう。
無料で査定してくれる業者を選ぶ
最近では、商品を店舗に持ち込む前に無料で査定してくれる業者が増加しています。
事前に楽器の情報を伝えておくと、おおよその値段を伝えてもらえます。無料でサービスを利用できるので、査定額に納得できたときは、店舗に足を運びましょう。出張買取のサービスでは、無料で査定するサービスは提供されていないことがあるので注意しましょう。
楽器について豊富な知識を持っている業者を選ぶ
楽器の価値が分かるスタッフに査定を依頼しましょう。
顧客は、楽器について豊富な知識を持っているスタッフなのか見分けが付かないことがあります。最初から1社に絞ってサービスを利用するのではなく、複数の店舗に査定を依頼しましょう。また、口コミや評価なども参考にすると、トラブルに遭う可能性が低くなるでしょう。
取り扱っている数が多い業者を選ぶ
いろいろな種類の楽器を扱っている業者は、顧客から買い取った品物を利益にできる仕組みが整っています。
そのため、少しでも高い値段で取引したい人は、好意的に取引してくれる可能性が高くて、取り扱っている数が多い業者を選択しましょう。特に、ヴィンテージものやアンティークは驚くほど高い値段が付けられるときがあります。
査定方法と買取価格の比較
売却する方法は複数あります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選択しましょう。
ネットオークションやフリマアプリの場合
業者に仲介してもらうのではなく、購入希望者と直接やり取りして商品を売却できます。
こちらのメリットは、自分で価格設定ができることです。ただし、購入希望者の交渉力が強いと値下げに踏み切ることもあります。また、商品の梱包や発送も自分で行うので、手間と時間を要します。そして、業者が仲介していないので、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
これらのことを考慮すると、ネットオークションやフリマアプリは、自分の好きなタイミングで売却したい人や、手間や時間がかかっても構わないという人に適しているといえるでしょう。
リサイクルショップの場合
身近にリサイクルショップがあると、すぐにサービスを利用できるので便利ですが、少しでも高い値段で取引したい人にはおすすめしません。
その理由は、リサイクルショップは楽器に特化しているわけではなく、幅広い商品を取り扱っているからです。そのため、中古の楽器を持ち込んでも、どれも同じような価値が付いてしまう可能性が高くなります。
実際の価値よりも低くなってしまうので、急いで売却したい人や気軽にサービスを利用したい人におすすめです。
買取専門店の場合
手数料や配送料を負担するケースがほとんどなので、サービスを利用するときに余分な手数料が発生することはほとんどありません。
店舗に商品を持ち込む方法だけではなく、出張買取や宅配買取などのサービスも提供しています。それぞれのメリットとデメリットを踏まえながら方法を選択できるので、顧客に喜ばれるでしょう。
ただし、楽器について豊富な知識を持っているスタッフが在籍しているかどうか確認することが大切です。一般的にリサイクルショップのスタッフよりも楽器に精通しているので、正しく評価してもらえますが、すべての買取専門店がそのようになっているとは限らないからです。
楽器によって悪質な業者に遭うことも
重たい楽器を運ぶために、複数のスタッフを雇っている場合があります。
査定額に納得できなくてキャンセルすると、キャンセル料を負担しなければいけないケースがあります。そのほかのケースも確認しましょう。
余分な手数料が発生するケース
出張料や査定料が有料になっているケースがあります。
それを知らずに申し込むと、余分な手数料が請求されるので注意しましょう。事前にサイトで出張費や査定料について調べておくと、このようなトラブルを回避できます。
査定額と買取価格が異なるケース
査定のときには見られなかった傷が見つかったことにより、買取価格が低下するケースがあります。
このようなトラブルを防止するために、査定額と買取価格が異なることがあるのかどうか確認しておきましょう。また、顧客も楽器に傷がある、動作に不具合が生じているなどのマイナスになる情報を隠すことなく、査定を依頼するときにスタッフに伝えるようにしましょう。
そして、インターネットなどで気軽に無料で査定してくれる業者もありますが、あくまでその場合の査定額は目安になるので、提示された査定額を鵜呑みにしないようにしましょう。
無料で引き取りされそうになるケース
楽器の状態が良くなくて、無料で引き取ることを業者から打診される場合があります。
そのときは、1社だけではなく、ほかの業者にも査定を依頼しましょう。なかには、故意に無料で引き取ろうと考えている悪質な業者も存在します。楽器の年式が古い、状態が良くないなどの理由から無料で引き取ると打診されたときは、冷静になって考えましょう。
キャンセル料を請求されるケース
査定額に満足できないときは、業者からキャンセル料を請求されるケースがあります。
重たい楽器を運搬するために、複数のスタッフを雇っている場合があるからです。どのタイミングまでキャンセル料が発生しないのか確認しておきましょう。
会社情報を確認する
サイトを調べると会社情報が掲載されている場合がほとんどです。
一見関係ないと思われる資本金、代表者名、創業年月日などの情報を確認しておきましょう。これらの情報が非公開になっている場合は、詐欺の可能性があります。
スタッフの対応に問題ないか確認する
電話での対応が良くない、折り返しの連絡が入ってこない、メールで問い合わせたが返信が無いなどの対応は、問題があるかもしれません。
怪しいと感じたときは、一度冷静になって考えましょう。ほかの業者に問い合わせてみることをおすすめします。トラブルを未然に回避する能力を身に付けておきましょう。
まとめ
初めて楽器の買取サービスを利用する人は、過去にサービスを利用したことがある人にアドバイスを求めると良いでしょう。悪質な業者に出会わないようにすることが大切です。トラブルに巻き込まれないために、会社情報を確認することや、スタッフの対応に問題ないか確認するようにしてください。自分が大切にしていた楽器を正しく評価してくれる業者のサービスを利用しましょう。