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買取不可能な楽器もある!?買い取りできない楽器の特徴をご紹介!

公開日:2022/10/15  


さまざまな中古楽器を扱う楽器店。ですが、買い取り不可能な楽器もあることをご存じですか?どのような楽器が買い取り不可になるのかを知っておかないと、せっかく楽器店に持って行ったり郵送したりしても、残念な結果に終わってしまいます。そうならないためにも、この記事では、買い取りができないことの多い楽器の特徴を紹介します。

非売品の楽器は買取不可

雑誌の付録やキャンペーンのプレゼント、ハンドメイド楽器など、非売品の楽器は、基本的には買い取り不可になります。理由としては、値段がつけられないことが挙げられます。楽器の特性や付加価値、店舗の方針によっては、買い取りが可能な場合もあります。

付属品がない場合は買取が難しい

楽器本体には問題がなくとも、付属品がないと買い取り不可になる場合があります。アコースティックギターなどは、これに該当するような付属品がない楽器ですが、なかには、その製品がないと演奏ができないというものも存在します。

演奏に必要なものが欠品していると買取不可

「付属品」といっても範囲は広いですが、その楽器の演奏に必ず必要なものが欠けていると、買い取り不可になることが多いです。

一例として、電子ピアノなど、コンセントに繋いで演奏する楽器の場合は、演奏するのには専用のACアダプターが必要になります。そのため、買い取りの際には、ACアダプターのような付属品をセットで渡すことが求められます。楽器を購入した際に付属されているものは、しっかりと保管しておきましょう。

付属品の製造が終了している場合も買取不可

古い楽器にありがちなのですが、付属品の製造が終了している楽器についても、扱いが難しいため、買い取りされない場合があります。例外的に、ヴィンテージなど、その楽器そのものに価値がある、あるいは、楽器の部品に価値がある場合は、高額で買い取られることも稀にあります。

汚れがひどい場合も買取は難しい

楽器に限らず、中古商品は基本的に汚れを許容するものです。ですが、それにも限度があり、ひどいものは買い取り不可になることがあります。

汚れがひどい楽器について

楽器は、使っていれば汚れていくものです。スレや擦り傷、色褪せ、サビなどがそうです。中古楽器の買い取りは、ある程度の汚れは許容しています。そうした楽器は、ショップの店員や職人などがクリーニングをしてから、中古品として売り場に並ぶことになります。

ですが、あまりにも汚れや痛みがひどいもの、買い手がつかないと店舗スタッフが判断するほど汚れている楽器については、買い取り不可になってしまいます。

臭いが原因で買取不可になるケースも

エレキギターやエレキベースなどに多いのですが、煙草や香水などの臭いが強くしみ込んでいる楽器についても、買い取りが難しくなります。臭いについては嫌がる人が多いため、中古であっても商品になりにくい傾向があります。

ショップのスタッフが「これは商品にならない」と判断した場合、買い取ってもらえません。繰り返しますが、楽器は使っていれば汚れるものですし、臭いについても、ある程度はついてしまうものです。なので、そうした要素については、査定額を通常よりも下げて買い取る場合が多いです。

どこまで許容するかは店舗による

汚れや臭いについては主観的な部分があるため、買い取りできるかどうかの基準は、買い取りスタッフの判断や店舗の方針によるところが大きいです。査定額の下げ幅についても同じです。なので、汚れや臭いが気になる場合は、一度ショップに相談することをおすすめします。

和楽器は買取対応していない店舗が多い

さまざまな楽器を扱う大手買い取り業者でも、すべての分野の楽器を買い取ってくれるわけではありません。とくに和楽器は、買い取りに対応してる業者が少ないのです。

和楽器は対応できる店舗があまりない

エレキギターやエレキベース、バイオリンなど、メジャーな楽器を扱うショップは多いですが、三味線や和太鼓のような、和楽器を取り扱っているところは少ないです。そのため、和楽器についての知識を持つスタッフが少ない、あるいはそもそも和楽器を扱っていない店舗では、和楽器を買い取ってもらえません。

和楽器の買取は専門業者へ

和楽器を売却するためには、専門の業者を探す必要があります。和太鼓や三味線などは、大規模な楽器店よりも和楽器専門の楽器店、あるいは骨董品店などで買い取られることが多いです。適正価格で買い取ってもらうために、買い取り業者はしっかりとリサーチしましょう。

大型楽器は買取が難しい

ひとことに楽器といっても、その大きさは千差万別です。ハーモニカのような手のひらサイズのものから、グランドピアノのように広いスペースを要するものまであります。エレキギターなどでは問題にならないのですが、グランドピアノやアップライトピアノほどの大きさになると、買い取りが難しい場合がでてくるのです。

大型楽器は通常の方法での買取が難しい

グランドピアノやオルガン、エレクトーン、コントラバス、チェロのような、大型の楽器は買い取り不可となることがあります。自宅で使用している人は少ないでしょうが、大型のミキシングコンソールなどのレコーディング機材についても、同様に買い取り不可になる場合があります。

理由としては、店舗持ち込みがまず不可能なことと、通常の方法で郵送できないこと、さらに店舗によっては、キャパシティの問題で引き取りができないことなどが挙げられます。

大型楽器は専門の業者へ

ピアノの買い取りが有名ですが、大型の楽器は、専門の業者に依頼しましょう。大型楽器の買い取りを受け付けている業者は、出張買い取りを実施していることがほとんどなので、買い取りの際のこちらの負担も軽くなります。

修理や修復が難しい楽器は買い取れない

楽器は長年使うことで、どうしても傷んでしまいます。修理や修復が可能であれば良いのですが、不可能な場合は、楽器としての性能を有していないということで、買い取り不可になります。

修復困難な楽器は買取不可

基本的に、楽器店が中古の楽器を買い取った場合、自社で修理・修繕(リペア)を行います。専門的な技術が必要な楽器については、職人へ依頼することになります。そうして修復した楽器を販売することで、事業を推進しているのです。

なので、修復が困難な楽器、修復が可能でも多大なコストがかかる楽器については、買い取りが難しいことがほとんどです。エレキギターを例にすると、ネックが折れてしまっていたり、ボディに大きなヒビが入っているようなものは、買い取り不可になります。

修復できるかは店舗による

買い取り可能・不可能については、傷みがどの程度か、修復箇所の部品がまだ製造されているか以外にも、そのショップや業者が対応できる範囲かどうかという要素も関わります。ですので、ある店舗では買い取ってもらえなかったとしても、別の店舗では買い取りが可能なこともあります。

修復困難でも買い取ってもらえる場合も

例外的に、その楽器の中にまだ使える部品があって、その部品に価値がある場合は、その部品だけを買い取ってもらえるということもあります。これについても、そうした買い取り方法を実施している店舗かどうかが関わります。

盗品の疑いがあるものは買取不可能

実は、楽器も盗品が多い分野です。当然ですが、盗品だと分かって買い取る業者はほとんどありません。注意しなければならないのは、盗品の「疑いがある」楽器についても、同様に買い取り不可になるケースがあるということです。一度も開封されていないような楽器については、盗品と疑われることがあります。

まとめ

多くの中古楽器を扱う店舗や業者でも、買い取り不可となる楽器があります。ここまで見てきたように、非売品で値段がつかない、汚れや傷みがひどい、演奏に必要な付属品が欠品している、盗品の疑いがある、そもそも取り扱いの範囲外など、買い取り不可になる場合はさまざまです。さらに、買い取り可能かどうかの判断は、店舗や業者の判断・方針によります。楽器を売却するときには、骨折り損にならないために、このような買い取りについての特徴をしっかりと把握しておきましょう。

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