楽器はジャンク品も買取してもらえる？壊れていても売る方法

ジャンク品の楽器が自宅に眠っているので処分したいと考えている人もいるでしょう。ジャンク品は売却するのが難しいのではないかと考えている人は査定を依頼しましょう。壊れて音が出なくなっている楽器でも、観賞用として適している場合や、パーツだけ買い取ってくれるときがあります。

楽器はジャンクでも買取してもらえるか？

ある程度の需要が見込めるので、ジャンク品でも売却できます。

中古楽器は初心者などに需要がある

初心者はいきなり高額な楽器を購入するのではなく、安価な中古品を求める人が多くいます。その理由は、楽器に触れる機会が多くなる学生の頃は、金銭的に余裕がないからです。

本当は高額な楽器を購入したいと思っていても、金銭的に余裕が無いので、安価な中古品で演奏することになります。また、初心者のなかには、興味を持って楽器演奏を始めたけれど、いつまで音楽演奏に興味を持ち続けるのか分からないからです。

高額な楽器を購入した後にまったく演奏しなくなるともったいなく感じてしまいます。そのような理由から、中古楽器は初心者などに需要があります。ジャンク品でも問題なく売れるようになっているので、ジャンク品を売却したい人は安心してください。

ヴィンテージの弦楽器は中古品として価値が高い

製造年月が古いものは、たとえ演奏には適していなくても、ヴィンテージの弦楽器としての価値が高くなります。特に、ギターやヴァイオリンなどを買い取ってくれる業者が多くいます。

自分ではそこまで価値があるとは思っていなくても査定を依頼しましょう。楽器の価値が分かる業者に査定してもらうと、自分が予想しているよりも高い価値があると提案されることもあります。

パーツだけでも買い取ってくれる

壊れて演奏できなくなった楽器でも査定を依頼しましょう。演奏に適していなくてもパーツに高い価値があるときがあります。業者に査定を依頼すると、ギターで使用されているペグの種類だけで価値が分かる場合があります。

演奏用に適していないからという理由で売却するのを諦めるのではなく、ほかの部分で価値があるのではないかと考えるようにしましょう。この際、説明書や保証書などがあれば手元に準備しておきましょう。

観賞用の楽器として活用される

カフェやレストランで椅子の上などに飾られているギターを見たことがある人もいるでしょう。演奏に適していなくても観賞用の楽器として一定の需要があるので安心してください。観賞用の楽器を求めている人は、多少の傷や汚れがあっても購入してくれます。

できる限り高い値段で取引したい人には向いていませんが、不用品として自分で費用を負担して楽器を処分するよりも、売却するほうが手元に現金が入ってくるので、こちらをおすすめします。すぐに現金化したい人にも向いているでしょう。

壊れた楽器を高額査定してもらうためのポイント

できる限り高額査定してもらいたいと考えている人は、自分でもできることに取り組みましょう。楽器の手入れを怠らないようにするだけで印象が良くなります。

楽器本体を綺麗にする

埃や傷があると査定額がダウンしてしまうでしょう。綺麗なハンカチなどで軽く手入れするのを忘れないようにしましょう。理想は、温度と湿度が管理された場所で保管することですが、それが難しい場合は査定の前に手入れするのを忘れないでください。

明らかに手入れしていない楽器を持ち込むと、楽器の価値が分からない人が査定を受けていると思われてしまいます。すると、価格交渉の場面で上手に交渉できないでしょう。自分が不利益を被ってしまうので、楽器本体を綺麗にしてください。

ただし、無理な力を加えて楽器を磨く行為や、推奨されていないブラシなどを使用して手入れするのは避けてください。楽器に傷が付いてしまうと価値が低下するからです。手入れするときは、説明書に記載されている内容に目を通して、推奨されている方法で行ってください。

付属品もセットで売却する

ケース、説明書、保証書などをすべて揃えてから査定を受けましょう。最初から売却することを想定している人は、付属品を綺麗に保管しているでしょう。

しかし、売却することを想定していなかった人や、間違えて付属品を処分してしまった人は、すべての付属品が揃わなくても仕方ありません。現在保管しているものを業者に提出しましょう。楽器本体にも価値はありますが、付属品が揃っていると査定額がアップします。

壊れている部分を事前に把握しておく

何かしらの不注意で楽器を壊してしまうこともあるでしょう。または、演奏中に音が出なくなったなどのトラブルが発生することもあります。そのような事実を自分のなかで隠し持つのではなく、査定のときに業者に正確に伝えましょう。

自分では深刻だと思っていたものが、案外そうではなかったということもあります。また、隠すことなく業者に伝えることで、高額買取になるときもあります。

できる限り早めに売却する

ギターやヴァイオリンのような楽器の査定額は、季節や時期などに左右されない特徴がありますが、流行品や傷などが多い楽器は、できる限り早めに売却しましょう。流行品は人気に陰りが見え始めると価値が低下するからです。

また、そのときに売却を検討する人が増加します。すると、店側も多く在庫を抱えることになるので、積極的に買い取ってもらえないでしょう。傷が多い楽器は、時間の経過とともに状態が悪化してしまうので、早めに売却しましょう。

修理に出してから売る方法もある

修理に出してから売却すると、楽器本体の資産価値がアップします。ただし、需要が無ければ修理して査定を受けても、提案される価格は相場と変わらないか、相場よりも低いかもしれません。安易に自己判断せず再販できるかどうか確認しましょう。

自分で修理するのはおすすめしない

楽器には細かい部品が多くあるので、自分で修理するのはおすすめしません。慣れている人であれば問題ありませんが、初めて取り組む人は、業者に修理を依頼しましょう。

故障が悪化して音が出なくなるトラブルや、部品を紛失してしまう恐れもあります。これ以上資産価値が低下してしまうと元も子もありません。安易に自分で取り組もうと思わないようにしてください。

再販できる場合は買い取ってもらえる

現在壊れている箇所を修理して販売しても、市場に価値があると思われているときは業者が買い取ってくれます。人気メーカーであれば、常に需要よりも供給量が不足しているので買い取ってくれるでしょう。

この際、自分で修理を完了してから査定を依頼する方法と、壊れたままの楽器を持ち込んで査定を依頼する方法があります。修理が完了してから査定を受けると、すぐに業者は顧客に楽器を販売できるので、高い価値を付けてくれる場合があります。

ただし、現在壊れている箇所を修理して販売しても、市場に価値があると思われている場合のみです。わざわざ修理を依頼して売却したのに、市場に価値が無かったときは修理に出した費用が無駄になります。

そのようなことを避けるために、まずは修理されていない状態で査定を受けて、そのときに修理したほうが良いのかどうかを業者と一緒になって考えましょう。

まとめ

あまりにも傷や汚れがひどいときは、買い取ってもらえない可能性があります。そのようなときは0円で取引されますが、それでも問題ない人は査定を依頼しましょう。故障している箇所を修理したいと考えている人は、自分で修理するのではなく、業者に依頼しましょう。再販できる場合は買い取ってくれるので安心してください。楽器に詳しい業者のサービスを利用しましょう。