楽器の買取って交渉できるの?実践できる交渉術を紹介!
これから楽器を売却したいと考えている人は、交渉次第で査定額がアップする可能性があることを知っておきましょう。楽器の買取では交渉できるようになっています。このときのポイントを知っておくと、成功する確率が高まります。ただし、交渉が逆効果になってしまうときがあるので、マイナスになることはしないようにしましょう。
交渉の前にクリーニングはしておこう
自分でクリーニングしましょう。
手軽に行えるので、マイナスの要因をできる限り無くせるようになります。
手軽に行える
汚れが目立つ楽器を購入したいと思う人は少ないでしょう。
査定するスタッフも人間なので、感情が査定に影響します。そのことを考慮して、クリーニングした楽器を持ち込むようにしましょう。クロスなどの柔らかい布を使用してクリーニングします。クロスを持っていない人は、楽器店で販売されているので購入しましょう。
ステッカーは剥がす
楽器にステッカーを貼っている人は、剥がしてから査定を依頼しましょう。
そのままの状態でも査定を依頼できますが、スタッフが後ほどステッカーを剥がす作業が加わってしまうので、そのぶんマイナスの評価になってしまいます。そして、自分でステッカーを剥がすときは、勢いに任せて行わないようにしましょう。
ドライヤーで温めながらゆっくり剥がしていきます。ステッカーの枚数にもよりますが、ある程度の時間がかかるので、査定直前に行うのではなく、事前に取り組んでおきましょう。
においを消す
楽器ににおいが染み込んでいるときは、においを消すことも忘れないようにしましょう。
自分の持ち物の臭いは自覚しにくいですが、喫煙環境に楽器を保管しているときは、においが付着している場合があります。喫煙環境にいる人は感覚が麻痺してしまうので分かりにくいですが、においで減額されないように対策を講じておきましょう。
対策として、アルコールで拭くことをおすすめします。ティッシュや布で染み込ませると良いでしょう。ただし、精密なパーツにアルコールが付着しないように気を付けてください。
楽器を高く買取してもらうための3つの交渉術
総合リサイクルショップよりも交渉しやすい特徴があります。
しかし、すべての要望を叶えてくれるわけではないので、期待し過ぎないようにしましょう。
楽器店は交渉しやすい
大量の在庫を常に抱えている総合リサイクルショップなどでは、交渉に応じてくれる可能性が低いですが、少ない商品数を扱っている楽器店は交渉しやすくなります。
少しでも疑問に思ったことがあれば質問しましょう。ただし、すべての要望を叶えてくれるわけではないので、無理な要求はしないようにしてください。
なぜこの買取金額になるのか質問する
査定のときに提示された金額を鵜呑みにする顧客がほとんどなので、どうしてこの買取価格になるのか質問してみると良いでしょう。
すると、どの部分が減額になっているのか説明してもらえます。説明の途中でスタッフが減額をしないと判断してくれる場合があるので、まずは質問してみることをおすすめします。
そして、ほかの買取店に査定を依頼する前に、自分で修正できるマイナスの部分があれば修正することも可能になります。
マイナスの部分は先に伝える
スタッフは査定に時間をかける場合がほとんどなので、傷、汚れ、動作の不具合などを見落とすことは少ないでしょう。
あわよくば見つからないでいてほしいと願っていても、残念ながら、傷、汚れ、動作の不具合などは見つかってしまいます。後からマイナスの部分が見つかって減額されるよりも、先にマイナスの部分を伝えておきましょう。スタッフは正直に伝えてくれたことを感謝するでしょう。
また、その程度の傷、汚れ、動作の不具合であれば減額しないと提案してくれる場合があります。減額は通常5,000円から数万円程度になるので、減額を防げるだけでも大きな意味があります。隠し事をしないようにしましょう。
ほかの買取店のサービスも検討していることを伝える
ほかの買取店のサービスも利用する予定の人は、事前にほかの買取店の査定額を確認しておきましょう。
複数の買取店に査定を依頼するのは悪いことではありません。楽器を売却する人は、少しでも高い値段を付けてくれた買取店と交渉したいと思うのは自然なことだからです。
ほかの買取店よりも高額で買い取っていることをアピールしている買取店では、こちらの交渉が有利に働く場合があります。いくらで買い取ってもらいたいのかスタッフから質問されたときは、相場よりも少し高い値段を伝えましょう。
相場の値段から大きく離れていなければ、交渉に応じてくれる可能性があるからです。ただし、必ず交渉に応じてくれるわけではありません。特に、目玉商品でなければ、スタッフから引き留めらないときもあります。
その交渉は逆効果?
自分では有効な交渉術だと考えている人もいますが、逆効果になってしまう場合があります。
クレームのように捉えられてしまうと、これからサービスを利用できなくなるので注意してください。
威圧的な態度で交渉する
たとえ商品価値が高いものの査定を依頼しているときでも、威圧的な態度で交渉すると、交渉が中止になってしまうときがあります。
スタッフに対して交渉するときはクレームと判断されないようにしましょう。最悪の場合は、これからサービスを利用できなくなる可能性があります。買取店にもよりますが、出入りすることも禁止になる場合があります。
自分が利用できるサービスが少なくなってしまうので、自分にとって良くない状態になってしまいます。
ほかの買取店のサービスを利用すると伝える
スタッフに揺さぶりをかける目的で、ほかの買取店のサービスを利用すると伝える人がいます。
しかし、それを伝えたところで査定額が変更されるわけではありません。むしろ、ほかの買取店のサービスを利用すれば良いのではないかと思われます。自分ではスタッフに揺さぶりをかけたつもりでも、逆効果になってしまうときがあるので気を付けましょう。
また、これからサービスを利用するときに、スタッフとの信頼関係が構築できていないと、自分が不利になってしまいます。自分が気まずい思いをしないようにしてください。
新品や未使用品をアピールする
商品の状態が綺麗であることを必要以上にアピールするのは避けましょう。
新品や未使用品は、スタッフが見ればすぐに分かるからです。たとえ使用していなくても、楽器の保存状態が良くなければ、傷が付いている可能性があります。たとえ新品や未使用品でも、評価が下がってしまうときがあるので、そのときは素直に受け入れましょう。
楽器に無関心である
楽器に詳しくない人や、楽器を使用しないから売却を検討しているという人が、サービスを利用するときがあります。
現在楽器に興味がない人の前で、スタッフが価格を上げて交渉することは難しいでしょう。スタッフは楽器の専門家であり、楽器に関心を持っている人なので、大切にしてきた楽器を名残惜しいけれど売却するためにサービスを利用しているという顧客に、心が動かされるからです。
楽器に詳しくなければいけないわけではありませんが、これまで大切に使用してきたことは伝えるようにしましょう。
まとめ
売却する前に楽器を綺麗にメンテナンスするのではなく、できる限り日常的にメンテナンスしておきましょう。買取店のスタッフは楽器の専門家なので、商品の状態を見れば、日頃からオーナーがどのように楽器を扱っているのか分かるようになっています。大切に保管する、傷や汚れが付着しないように配慮するなどの行動を取っていれば、大きくマイナスになることは無いでしょう。